About the HONEST

今ではこの小倉での時間を本当にいい時間だったと思える。心身共に逆境の中で作ったアルバム。その感じは作品にも反映されてるけど、だからこそ今踏ん張ってる人に寄り添える。そう強く信じてリリースします。今回は特に勇気がいるな。

– BEHIND THE RECORDING –

日本はアフリカや戦争中の国と比べたら恵まれてるってみんな言うよね。たしかにそうだと思う。感謝するべきとこはたくさんある。ただ、日本の若者の自殺率が世界一なのはどういう事なのかな?

同調圧力、高齢化社会、豊かだった国の不景気、時代遅れの教育、失敗が許されない空気、親子関係、夫婦関係 etc.. 今の日本にはアフリカにはない闇があると思うし、多くの人が生きづらさを感じてると思う。今回はそこに向けてます。

夢を持て、やりたい事をやれ、仲間を作れ、親を大切にしろ。

そのどれもが間違ってないし、自分もラッパーとしてそういう事を歌ってきた。でもそんな美しい言葉だけでは救われない人がたくさんいる事を知ってる。

逆に「そうあるべき」という言葉や常識の影で苦しんでる人がいる事も知ってる。今回はそこに向けてます。

小倉での5週間のアルバム制作期間。退院後間もないベストとは程遠かった自分を信頼し、支えてくれた。その後も自分のリリックに全力で音で応えてくれたマッキンさん(INGENIOUS DJ MAKINO)には感謝とかを越えた感情があります。いろんな素晴らしい人を見てきたけどこの人は本物の中の本物。人としても音楽家としてもです。

大変な時でもあったけど、今回もマッキンさんと一緒に作れてよかった。やりきって本当によかった。

かなり長くなっちゃったし、真面目な内容だけど読んでくれてありがとう。聴いてくれる人をギリギリのとこで支えられるようなアルバムになったら嬉しいな。

明日から聴いてみてね。

– 俺たちは生きてるだけですごい –
– 言葉になんねーような想い –
– 抱えたまんまWe just going –

word by EGO

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